ラボワットが目指してきた性能の歴史
ラボワットはいち早く住宅性能の向上に取り組んできました
住宅業界の性能については、近年の法律や制度の改正などに伴い住宅業界全体の平均も少しずつ向上してきましたが、それもまだまだ建築会社によって差があるのも事実です。
特に断熱や省エネ性能については、建築基準法においていまだに義務項目ではないということで、建築会社の姿勢によってその取り組みも大きく異なります。
そんな中、ラボワットでは約20年前からこの住宅性能、特に断熱や省エネについて積極的にいち早く取り組んできました。
「外断熱工法」による高気密高断熱住宅を自社でも品質高く設計施工を可能とするために、2003年には住宅技術FCに加盟し、そのノウハウを取得・蓄積してきました。サッシについても当初からシャノン製の樹脂サッシを導入し、その後2009年にYKKAPから樹脂サッシ「APW330」が発売されると、いち早く標準採用して現在に至ります。
それにより、高いレベルの断熱・気密性能を実現することを可能としました。性能の数値についても、当初の基準であったQ値を2.0以下の数値から始まり、その後基準がUA値となってからも、0.5前後の高い性能値を実現していました。その外断熱工法をベースに、更に付加断熱を実施することで、北海道でもHEAT20G2(UA値0.34)をクリアする性能を可能としています。
「気密性能」についても、2003年から、一般の工務店では行っていなかった「気密測定」についても全棟測定を行い、当初からC値0.5以下を達成しています。その後の施工品質向上やサッシ等に進化もあって、現在では全棟C値0.3以下を達成しています。
耐震性能においても、木造ラーメン構造である「SE構法」を早い段階で取り入れました。加えて、在来木造工法における住宅性能表示の耐震等級3も取得する体制も早い段階で整備し、標準仕様で「耐震等級3」を実現しています。
更に、制振装置である「ミューダム」を使っての「繰り返し地震」の対策もご用意しています。
これらの技術を確立することで「長期優良住宅」の対応も問題なくスムーズに取り組むことができ、標準で長期優良住宅が取得できる仕様となっております。
2021年度には温熱性能の説明義務化がはじまりました。2025年には建築の義務化となる予定です。
そして、2022年度には、いよいよ温熱等級が7段階まで引き上げられます。ラボワットも最高等級7(UA値0.26)を実現できる技術を今後も開発していきます。
カーボンニュートラルに伴い、住宅の基本性能が問われるこれからの日本の家づくりにおいて、ラボワットは長年の取り組みのノウハウを最大限に生かして、一年を通して快適で省エネ、そして大地震にも安心の住宅をこれからも更に提供していきたいと考えています。
ラボワットの建築技術・住宅性能の取り組みの歴史年表
1997年 | 前身の(株)建空間設立 |
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1999年 | 次世代省エネ基準によりQ値の採用 |
2000年 | 「品質確保促進法」が施行される |
2002年 | 注文住宅に特化した取り組みを開始 |
2003年 | SE構法登録施工店加盟 |
2003年 | 外断熱工法のFCである「イザットハウス」に加盟 日本の気候に適した工法として外断熱工法を全面採用 全棟気密測定を開始 C値0.5以下を達成 樹脂サッシ「シャノン」を標準採用 |
2007年 | 江の島ギャラリーを外断熱工法で建設 |
2009年 | 「イザットハウス」を卒業 これまでに取得した技術に加えて湘南エリアに最適な住宅を自社で開発 YKKAP製の樹脂サッシ「APW330」を標準仕様として追加採用 |
2009年 | 長期優良住宅の取り組み開始 |
2011年 | 住宅高効率エネルギーシステム導入促進事業応募(ゼロエネ住宅) I様邸 Q値2.1 |
2013年 | 住宅のゼロ・エネルギー化推進事業応募 I様邸 Q値1.7 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業応募 N様邸 Q値1.6 住宅のゼロ・エネルギー化推進事業応募 S様邸 Q値1.95 |
2014年 | ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業応募 T様邸 Q値1.65 住宅のゼロ・エネルギー化推進事業応募 I様邸 UA値0.43 |
2015年 | 住宅グリーン化事業ゼロ・エネルギー住宅応募 N様邸 UA値0.44 |
2016年 | ZEHビルダー登録 |
2018年 | ダブル断熱の採用 UA値0.34(北海道基準)を達成 気密測定 C値0.3以下全棟達成 |
2018年 | 制震装置ミューダム採用 耐震等級3+制震 |
2020年 | (株)エムジーエス設立 |
2021年 | 「住宅の省エネ性能説明義務化」スタート |
2022年 | 温熱性能等級7の設立に伴い最高等級(UA値0.26)への技術開発 |
2024年 | エムジーエスとしてZEHビルダー再登録 |